私は今、自分の個性を振り返る活動をしていて、過去の趣味などをまとめていっています。3回目の今回は「アマチュア無線」の前編です。
アマチュア無線の免許
私は、小5でアマチュア無線に興味を持ち、小6で免許を取りました。
(表紙と中身は別々に撮影して、画像上で組み合わせています。)
これが免許証です。今ではカード式のようですが、昔は紙。氏名などは手書きで書かれていました。
免許の種類(資格)は電話級(今でいう第4級)です。その後、電信級や第2級も受けたんですが、当時はモールス信号の実技試験があって、音響受信(英語でいうリスニングテスト)が全然ダメで、受かりませんでした。
無線機(RJX-601)
免許をとって、実際に50MHzの無線機で開局。当時のコールサインは「JE2○○○」でした。
これが無線機。松下電器(今のPanasonic)の「RJX-601」です。先日、トランクルームから出てきたものです。
アマチュア無線というと、「HF」という低い周波数バンドが醍醐味だと思います。しかし、機械は大きいし、アンテナも大がかり。なので、この無線機から始める人は多かったと思います。
無線での語らい
子供だった私、生意気にも年上のお兄さんたちや大人と話をしていました。
当時、携帯電話などは当然ありません。固定電話でさえ、一家に1台(電話がない家もあった)しかなく、用もないのに電話で長話するなんてことは、まずなかった時代。
そんな時代に、高校生のお兄さんたちと夜遅くまでいろいろな話をしたり、無線機を自転車に積んで、走りながらしゃべったりしていました。生意気な子供ですよね。
無線機の改造
ここから、私らしさの話。
市販の無線機をそのまま使うというのでは飽き足りません。専門誌に改造の紹介記事などがあったので、結構いじっていました。
周波数はダイヤル式。アナログです。話しているうちにだんだんずれていってしまうようなものです。その周波数をデジタル表示するための装置を自作して(キットですが)、無線機から配線を引っ張り出してつないでいました。
左側の2つの端子が、自分で取り付けたコネクタです。
金属のケースに穴を開けて、コネクタを取り付けていました。位置合わせに失敗したみたいで、グイッと広げていますね。
無線機の内部も、けっこういじっていました。
リレーという部品がセロテープでくっつけてあります。雑ですね。何のためのリレーだったのか。何となく思い出したんですが、ちょっと記憶が怪しいです。
シャック
アマチュア無線をやる部屋のことをシャックといいます。私は子供だったので、もちろん専用の部屋などは持てず、学習机の隣にグレーの事務机を置いていました。
無線機は前述の1台。小さい頃からのお年玉を使って買ったのだと思います。
しかし、本当なら、低い周波数から高い周波数までカバーするだけの無線機が欲しい。据え置き型の無線機があと3台欲しかったのです。
子供にそんなものは買える訳もないのに、欲しいものがすべて存在する前提で、寸法を調べ、ラックを自作していました。図の茶色の部分。
中央にRJX-601がポツンとあって、スピーカーとマイクがつないでありました。
スピーカーとマイクは、欲しかった据え置き型無線機の別売品になっていたものです。
上段にある3つの機器は、定電圧電源(今ならばACアダプター)、VSWR計(アンテナに電波がうまく乗っているかを確認するもの)、アンテナの向きを回転させるローテーターという器具のコントローラーです。
この、なんとも「スカスカ」の状態で使っていました。
中1でやめてしまった無線
このように、私は、無線や電子工作ばかりやっていた子供でした。英語塾には通っていて、カセットで勉強もしていたはずですが、さほど熱心ではなかったと思います。
中1のある時、無線と勉強の両立のことを親から言われ、いろいろありました。
そしてある日、反抗的になり、突然やめてしまいました。
これは思い出したくない話。実際、特徴的な場面は浮かぶものの、具体的に何があったのか、思い出そうとすることもできないようになっています。
無線をやめてしまったことに対しては、今でも後悔はしていないです。
しかし、電子工作や無線に興味を持ったこと自体、今思うと不思議な感じがします。
そんな話を、「後編」で書いてみたいと思います。
関連記事
- プロフィール(詳細)
- 自分の個性を振り返る(1) 工作・理科の教材
- 自分の個性を振り返る(2) 電子工作
- 自分の個性を振り返る(4) アマチュア無線(後編)
- 自分の個性を振り返る(5) スケートボード
- 自分の個性を振り返る(6) ドラム
- 自分の個性を振り返る(7) 陸上競技
- 自分の個性を振り返る(8) 英語・英語発音(前編)
- 自分の個性を振り返る(9) 英語・英語発音(後編)
- 自分の個性を振り返る(10) ボウリング
- 自分の個性を振り返る(11) イラスト