うるさい素人

質を重んじ物事の本質を見抜く! 脱サラして英語発音講師を目指すオヤジのブログ

地道に頑張り続けられるよう精神的に抜け出す

今の日本、「地道に頑張る人」が浮かばれにくい世の中ですよね。

 

私自身、会社員時代には、いろいろ苦しみましたが、抜け出すことができました。まだ今のところ、世間に認められたり稼いだりして「成功」した訳ではないのですが、精神的には抜け出せています。そのことに関する考えを、少し書いてみたいと思います。

 

世の中、頑張っている人、努力している人はいっぱいいるはずなんですが、適性に合っていない方向に努力している人(せざるを得ない人も含め)が結構いるように思います。そのような人は、残念ながら、努力が報われないのはやむを得ないところがあります。

 

一方で、「伸びるはずの才能」があって、何かにつけ「そちらの方向(才能が発揮できそうな方向)へ努力」しようとするのに、横やりが入ったりして潰されてしまっている人も少なくないと思うんですよね。私が問題だと思うのはこのタイプ。私もそうだったから、1人でも多くの人が、抜け出して、「努力が報われる可能性が高い方向」へ進んでいって欲しいと切に願っています。

 

過去の私自身を振り返って考えてみると、このような人には共通の特徴があるような気がします。

 

一言で言えば、ある出来事に対する反応が、「何か、ちょっと変わっている」という感じ。「かなり変わっている」場合もありますが。

 

たとえば、何かに取り組む場合、表面上のことを追いかけたり、短絡的な発想をしたりせず、話を掘り下げたり、着眼点が意外だったりして、周囲と波長が合わないことがありそうです。また、思わぬ質問をしたり、核心を突いてしまって悪気はないのに相手にグサッとくることを言ってしまったりすることもあるでしょう。

 

他にもいろいろとあると思うんですが、とにかく、「ありきたり」ではないところがあって、そこが「煙たがられる」ところなんじゃないかと思います。

 

確かに、そういう人は社会的には扱いにくいと思われることでしょう。でも、その、「少し違うところから物事を見ることができる」ということは、本当は、とても大事なことなんですけどね。

 

現実問題、その状況では才能が発揮しづらい。しかし、残念ながら、その環境(会社など)を飛び出すことは、安易にできることではありません。

 

だとすると、その中でうまくやっていくには、むしろ「自分の才能を発揮しない方が良い」、「頑張らない方が良い」、「言われたこと以外、何もしない方が良い」ということになってしまいます。何とも、もったいないことです。

 

私も過去にそういう時代がありました。でも、やっぱりそれではダメで、能力が活かせないばかりか、おとなしくしていても苦しみからは抜け出せませんでした。

 

結局、私が選んだやり方は、「ひそかに頑張る」ということ。「いつの間にか、その人たちには真似できないものを身につけておく」という考え方です。

 

その人たちの専門とする分野で勝負しようとするのではなくて、「別の何か」でその人たちを超えてしまえば良いんです。

 

どの分野でも、世の中には専門のすごい人がいます。でも、「みんな本当にすごいのか?」というと、そうでもない人が結構いたしります。本格的に始めてみると、実情がだいたい見えてきたりします。

 

「自分より10年先を行っているな」と思う人は、確かにすごいけど、でもその人の位置が「見えている」訳ですよね。もしその人がペースを落とせば、いつか追いつける可能性があるのです。正直、「最初はすごいと思ったけど、この人なら追い抜ける」という人が結構いたりします。


そうやって、「世の中のすごい人」を見ているうち、「身近な人」、例えば「職場の人」などは、「少々できるからって威張っているだけの人」に見えてきたりします。

 

自分に得意なものがあるのならば、そういう見せかけの人なんか、簡単に超えられるはずです。ただ、ちょっと超えるだけでは不十分、「はるかに超えてしまえば良い」んです。

 

かの野球のスーパースターが語った「突き抜けてしまえばいい」という程ではなくても、周囲の「ごちゃごちゃ言ってくるタイプの人」が手が届かない、何年かかっても絶対追いついて来れないところに到達することは、思いのほか現実的なことだったりします。

 

この場合、「見返してやろう」なんて思う必要はないと思います。

 

いつか、結果的に「悔しい思いをさせてやりたい」という気持ちがあるのは構わないんですけど、目標設定においては、そんな人たちは関係のない人たちです。その道の専門のすごい人、今までは手が届かないと思っていた人に、少しでも近づこうとすることが大事なんです。

 

かく言う私自身は、まだまだ途中の段階。自分に自信が戻って、幸いにも金銭的な不安が大きくなかったから、会社を去ることができたところです。これから、もっと広い世界で頑張っていかねばなりません。

 

今の段階では、あまり大きなことは言いづらいんですが、専門分野において、かつて「すごいな」と思っていた人が後ろに見えるような気がすることがあるし、ましてや、会社員時代に偉そうなことを言っていた人なんて、相手にもしていないです。

 

あくまでこれは、自分自身の精神的な価値に基づくものです。地位や身分みたいな世間体を重視する人、数字でしか評価できない人にはわかってもらえないだろうし、わかってもらう必要なんてありません。問題は、人からの評価ではありません。「自分が自信を持って努力し続けられる精神状態でいること」が大事だと思うのです。