KODAK(コダック)の PIXPRO FZ45 というコンパクトデジタルカメラを購入したので、商品の概要と、使用感について書いてみます。
購入目的
ブログ用の写真や、ちょっとした記録用の写真を撮影する際に使用します。
これまで、この種の写真はスマホやタブレットで撮影してきましたが、私にとっては、管理上、煩わしいことがあり、「ブログや記録専用の単機能カメラがあると便利だな」とずっと思っていました。
検討・購入
有名家電メーカーのデジカメで、私の目的に対して適当なものはあったのですが、「私のこだわり」としては、どうにも妥協できない面があり、見送ってきました。
調査の対象を、家電メーカーのものからカメラメーカーのものへとシフトしていくうち、欲しいものが出てきました。リコーの「GRⅢ」というカメラがあることを見つけ、大変気に入ったのですが、10万円を超える高級品。私の目的や写真の腕前としては過剰品質です。ずっと迷っていました。
昨日、別件で名古屋のビックカメラへ行った際、コダックの PIXPRO FZ45 というデジカメが、14,800円で売られているのを見つけました。目的からして、これぐらいがちょうど良いと思い、衝動買いのような感じで購入しました。
開封・内容確認
購入当日(昨日)は、時間がなかったので、今日、開封しました。
商品パッケージです。
写真ではわかりにくいですが、かなり小さい箱です。CDケースよりも一回り小さい大きさです(もちろん、厚みはありますが)。
開封して中身を取り出します。
入っていたものは、本体、USBケーブル、ストラップ、乾電池、説明書類です(同梱されている説明書は「かんたん操作ガイド」で、取扱説明書はダウンロードが必要)。
画面右下(保証書の下部)にあるように、マスプロ電工が日本の総代理店になっています。
本体はこんな感じです。
手のひらにスッポリ収まるサイズです。ただ、乾電池式のため、この写真から想像されそうなイメージより、もう少し厚みがあります。
重さですが、あまり軽くはないです(乾電池が入っているし、光学レンズによるメカ部分もあるので)。しかし、重くて気になるほどではありません。
スマホや文房具との比較です。私のスマホは arrows Be3 F-02L というもので、やや小さめのものです。今回の FZ45 は、小型ではあるものの、厚みがあるので、それほど「ちっちゃい」という感じではありません。
シャッター部。シンプルです。
背面。これもシンプルです。コンデジとしては一般的な操作部だと思います。
上から2段目の再生ボタンの右側に、ちょっとした四角い出っ張りがありますが、そこがUSBケーブルのコネクタになっています。
底面です。
小さなカメラですが、普通に三脚用のネジがついています。ラベルが貼ってあったり各種マークが表示されているところが、電池とSDカードを入れるフタになっています。
乾電池とSDカードの挿入口のフタを空けたところです。
SDカードは事実上必須です。内蔵メモリーが63MB(メガです)ありますが、わずかの枚数が入るだけですので。
乾電池は、単3電池2本を使います。充電池(ニッケル水素電池)も使えます。
フタのヒンジ部分について、私には耐久性がやや心配な作りに見えます。電池とSDカードスロットの配置からも、SDカードの抜き差しを頻繁に行うことは想定されていないように思います。
保護フィルム
デジカメと一緒に売られていた液晶保護フィルムも購入しました。
これはコダックのものではなく、ハクバ写真産業株式会社というところが製造しているものです。「デジタルカメラ用 液晶保護フィルム(for Kodak PIXPRO FZ43/FZ101)」という商品で、品番が「BKDGF-KFZ43」です。FX43 は、FZ45 の前のモデルですが、画面のサイズは変わっていない、ということだと思います。
使ってみた感想
まだ「少しいじってみた」程度ですが、感想を述べます。
全体の造りですが、やや安価な感じがするのは否めません。私が購入した個体では、プラスチックの成形がイマイチな箇所がありました。私自身は問題にしていませんが、個体により「かすかに気になるところ」があるかも知れませんので、「贈答品」にはちょっと向かないかも知れません。
乾電池で使えるのは気楽で良いと思います。私にとって、これはかなりのプラスポイントです。
操作については、デジカメを触ったことがある人なら、難しくはないはずです。しかし、私としては、少し「直感的でない」と感じることもありました。メニューにおいて「誤操作しそうで怖いな」と思ったところもありました。
本体裏の液晶画面は、画素数が 230,400 ということなので、おそらく 550×400 px ぐらいではないでしょうか。決して精細ではありません。撮影時の確認用と割り切った方が良いぐらいの画質です。最近では、パソコン画面並みの画面がついていることもあると思いますが、この機種ではガラケー並みだと思って良いと思います。
カメラの画質ですが、有効画素数が 1635万画素で、結果として記録される画素数は、4:3の場合、4608×3456 px あり、雑多な記録用としては十分です。ただ、実際に撮影した感じでは、シャープさに欠ける感じがありました。明るさ不足などの原因があったかも知れません。
レンズは、27mmの広角なので、状況を記録したりする写真は撮りやすいと思います。
光学4倍とデジタル6倍で、108mm相当までズームできます。
動画は、手振れ補正がほとんど効いていないようで、グラグラします。手持ちでの動画撮影は少し厳しいと言えます。三脚を使えば、簡単な記録動画には使えると思います。自撮りなら、自分の顔はあまり揺れないかも知れません。
データの転送は、当初、SDカードの抜き差しを想定していましたが、挿入口のフタの耐久性を考慮し、USBケーブルで行うことがメインになりそうです。
まとめ
活動記録などの写真、物を整理したりする時の記録には便利だと思います。スマホとは異なり、家族共用にできるのが、専用カメラの良い点です。
広角寄りのレンズだからだと思いますが、スマホやタブレットのカメラで撮影する時とは構えが違うというか、被写体をフレーム内に収めやすい気がします。状況によっては、このカメラの方が撮りやすいと思います。
スマホやタブレットとは異なり、シャッターボタンをしっかり押し込むことになるので、シャッターを切る瞬間、グッと固定できるところが良いです。
画質は、簡単な記録用なら十分だと思います。動画については、用途によっては十分実用的だとは思いますが、あまり過剰な期待はしない方が良さそうです。
私は、このカメラをブログ用、購入・廃却記録、植物の生育記録などに活用する予定です。けっこう使えそうな気がしています。
追記
2022/11/23追記:付属電池の残量が減っていたのですが、時間を空けると表示上は残量が復活していたように見えたので、電池交換せずに撮影していたところ、途中でシャッターが切れなくなってしまいました。シャッターを押したあと、保存されずに電源が落ちてしまいます。たぶん、SDカードに書き込む時に電圧が足らなくなってしまうんじゃないかと思います。デジカメの個体差や電池との相性もあると思いますが、電池の残量が減ってきたら早めに電池交換した方が良さそうです。新しい乾電池に「エボルタneo」を入れました。これで使ってみます。
2024/04/08追記:前述の電池の件、その後も「エボルタneo」を入れて使っていますが、その後、トラブルはありません。でも、電池の残量が減ってきたら早めに交換するようにしています。
画質については、記録用としては結構満足しています。物品の撮影の際には、リングライトでしっかり照明を当てるようにしています。欠点としては、マクロ撮影の際、あまり近づけないことです。「もう少し近づけると良いのに」と思うことがしばしばあります。
パソコンへのファイル転送方法は、専用アプリとかを使うのではなく、単純にフォルダを開いてファイルコピーするだけです。この操作感はシンプルで気に入っています。
購入時点では、「早く壊れてしまうのでは?」という危惧があったのですが、今のところ大丈夫そうです。