うるさい素人

質を重んじ物事の本質を見抜く! 脱サラして英語発音講師を目指すオヤジのブログ

心臓の定期検査へ行ってきました

私は重い心臓病にかかったことがあり、今日、定期検査へ行ってきました。

結果は問題なし。普通の人と変わらない状態ですが、重篤だった過去の経緯があるので、薬は継続中です。

 

会社員時代、大きく体調を崩したことがありました。相当昔の話。

新規事業の立ち上げで、めちゃくちゃに働いていたことがあり、ストレスでやられて・・・という、よくあるパターン。

 

私の場合、それに追い打ちをかけて、心臓を悪くしてしまいました。

心臓病が発覚してから、もう15年になります。こうして普通にしていると、不思議な感覚です。

 

当時はかなり深刻で、医師から、かなり厳しい説明を受けました。

ところが、あることがきかっけで、状況が大きく変わり、おかげ様で、今、こうして普通に生きています。

 

「あの時、あれがなかったら」と考えると恐ろしくなるようなことによって状況が変わったんですが、今の医学では因果関係がわからない。「絶対にアレの影響だよね」というのは、家族だけの話題になっています。

 

ということで、「薬を飲んでいる関係で、激しい運動は避けた方が良い」という制約はあるものの、基本的にはまったく普通。

 

今日は、1年に1回の定期検査。心エコー、心電図、その他の検査をしました。機械的な判断では、わずかな異常が上がってくるんですが、先生は、「私なら、これは正常と判定しますがね」と検査システムに文句を言っていました。

 

検査の技師さんは、「変わりないですね、ではまた来年!」と明るく言ってくれました。

 

深刻な状態から、ここまでになった変化。人生と病気の関係について、ちょっと考えてみました。

 

私も妻も、大病を経験しています。いろいろなことがありました。

それらの経験から、個人の感想として言えることなんですが、「病気を通り抜けた人生って、それほど悪いものではない」と思います。

 

一度、大きく体調を崩すと、「完全に元どおり」にはならないことも多いと思いますが、新たな形での「健全な状態」となって落ち着く可能性が大いにあると思います。

 

人生、必ず転機が来ると思います。

 

5年・・・だと少し短いと思いますが、10年ぐらいの長期でみると、「何か」が起こると思うんです。それ1つだけ取ってみると、必ずしも良いこととは限らないですけど。

そういうことをいくつか乗り越えていくうち、なんというか「それほど悪くないところに落ち着く」という感じになるんじゃないか、という印象があります。

 

私の場合、過去の病気を振り返っても、決して、「あの時、病気になんかならなきゃよかった、もっと幸せだったはずなのに」という感じはしませんね。

人によっては、そう言わざるを得ないような出来事が起きてしまうこともあり得るので、一概には言えないのですけど。

 

私も、確かに「なんで自分が」と思ったことはあったのではないかと思います(あまり強い記憶はない)。それより、「どうしたら良いのか」、「先が見えない」、「良くなるのか」という辛さは結構ありました。さらに、「今、この時が辛い」っていうことも結構あって、思い出すと、やっぱり辛かったなぁ、という気持ちが蘇ります。

 

でも、今では、「昔のこと」のように感じます。完全には元の身体ではないんだけど、これが普通。いつの間にか、それを受けいれている自分がいます。

 

まとめると、「辛くても、何かを転機として流れが変わり、その後、少しずつ変わっていって、いつの間にか、新しい状態に落ち着いていて、今はそれが普通だと思っている」、という感じでしょうか。

 

今後、また何が起こるかわかりません。そうしたらまた、「世の中、何が起こるかわからない」、「きっと状況は良くなる」って考えていけたら、と思います。