先日、メインで使っていたノートパソコン(レッツノートFV3)が故障してしまいました。
(関連記事:「レッツノートのSSDが壊れてえらいことに」)
ピンチヒッターとして、古いレッツノート「CF-B11」に頑張ってもらいます。2013年に買った10年選手。
「HDDをSSDに換装して、Linuxを入れて楽しもう」と思っていたマシンですが、突然の出来事で、「当面の日常マシン」として返り咲くことになりました。
問題は、冷却ファンが詰まっていて、回転してもあまり風が出てこないことです。左手の手のひらが当たる部分がかなり熱くなり、長時間使うのは危険っぽい。
とはいえ、レッツノートの分解はけっこう大変そうです。万が一に備え、中のデータを全部外に出してからでないと、怖くてケースを開けられません。
ということで、しばらくデータ整理をやっていました。そしてようやく、昨日、ファン清掃に取り掛かりました。
ネットとYouTubeで分解の仕方を学んで、いろいろ準備。
キーボードを外すのが大変そう。キーボード関係のネジや部品を外していきます。
やっとキーボードが外れました。
レッツノートを分解するのは初めての私としては、ここまで来るのが大変でした。最初は「慎重すぎるぐらい」の作業をしていたのですが、途中から、それでは無理になってきて、「えいっ」という感じの大胆作業になりました。
中身にアクセスできました。HDDや光学ドライブは、外から取り外すこともできますが、つけたままにしてあります。大きい開口部は、バッテリーが付く部分です。
問題のファン部分です。10年使ったものなので、さすがにホコリが溜まっています。でも、「風が出ない」症状にしては、思ったよりもひどくない印象です。
古い歯ブラシ(先端が尖った部分磨き用)などを使って清掃しました。「ブラシで掻き出しておいて、掃除機で吸う」という繰り返しで、何とか進めました(掃除機でケーブルやシート類を吸ってしまわないよう、細心の注意が必要)。
マザーボードの裏側にも、このような部分があります。しかし、マザーボードを外すのはかなり大変そうです。すべてのケーブルや、それらを固定・保護してあるシート類を剥がさないといけないからです。よって、中途半端な感じで基板を浮かして、隙間から、何とか、道具を操って対処しました。
内部が綺麗になったので、仮組みして起動させてみました。無事、動作して、まずは一安心。
ところが、ファンの辺りから「カラカラ」という音がしたような感じがします。経験的に「ホコリがファンに当たっているかも」という感じ。しばらくして音はしなくなったのですが、念入りに清掃した割には、風の出方があまり良くありません。
たぶん、風の出口のところにあるヒートシンクが詰まっているのだと思いました。
しかし、昨日は、深夜になってしまったので打ち切り。今日、改めて清掃作業を行いました。
CF-B11の左側面、風の出口にあるヒートシンクです。やや下の方、サンドイッチされて銅色に光っている部分がヒートパイプ。CPUの熱がここに運ばれてきます。
上の段と下の段、写真ではわかりませんが、結構奥行きがある板が並んでいる格好になっています。この隙間から風が出てくるようになっています。
今日は、これらの隙間を「歯間ブラシ」で清掃しました。上の段の隙間を見ると、向こう側が見えます(よく見ると、黒いファンの羽根がちょっと見える)。
おそらく、この隙間の向こう側に詰まりがあったのだと思います。作業前に、この角度でチェックしておけば良かったです。
ということで、何とかクリーニングが完了しました。
本当は、CPUクーラーを外して、グリスを塗り直したかったのですが、マザーボードを取り外すことを断念したぐらいなので、見送ることにしました。
クリーニングが終わったので、組み上げて、確認。問題なく動いています。冷却風もよく出るようになりました。
唯一の問題点として、キーボードを外す際に剥がした両面テープを、そのままにしてセットしたので、右下の矢印キーあたりがちょっと浮いています。ちゃんと貼り直した方が良かったです。
しばらく、この状態で使って、次はSSD換装&Linux化です。まだ十分使えそうです。