7月下旬に届いたレッツノート FV3(カスタマイズモデル/型番:CF-FV3ZRCCP)の「Ctrl」キーと「Fn」キーの配列問題について、私なりに、妥協的ではありますが、解決しました。
(一般的には「Ctrl」が左端にあるのですが、レッツノートでは「Fn」が左端にあって使いづらいのです。)
結論
こうしました。
本来の配列のまま使うことも考えましたが、あまりにも誤操作が多く、断念しました。
設定により、機能的には入れ替えを行い、キートップをいじることはせず、透明のテプラでシールを作り、キーボードの下(本体側)に貼りました。
上から見るとこんな感じ。
本体の表面が少しへこんでいるところに、テプラのシールを貼ることができました。
テプラは、やや厚みがあるテープなので、多少の「段」はあります。
今後、この「段」(テープの縁)にホコリがついたり、シールが剝がれかけて汚くなってしまう可能性はあります。さらに、いつか剥がす日が来た場合、綺麗に剥がれるかどうかの保証はありません。
検討内容
この結論に至るまでには、ずいぶん迷いました。
【前提】キートップはいじらない
既に所有している古いレッツノート(CF-B11)では、設定で機能を入れ替えたほか、物理的にキートップも入れ替えてしまいました。ネット上に、けっこう情報があったし、「たぶん、やっても大丈夫」という感触がありました。
しかし、今回の FV3 については、やたらと高かったので、最初から「やりたくない」感じがありました。
従来と同じタイプのキーボードなら、考えたかも知れません。でも、この FV3 のキーボードは、最初の写真のように、バックライトがついているタイプで、従来のものとは構造などが違いそうだし、なんとなく「きゃしゃ」な感じがします。
よって、キートップの入れ替えはしないことにしました(将来はわかりません)。
「そのまま使う」か「設定で機能を入れ替える」か
これまでの CF-B11 は、本体の横幅が広いノートパソコンで、「Home」キーと「End」キーが単独のキーとして存在していました。
しかし、今回の FV3 は、本体の横幅が狭い(それが普通なんですが)ので、矢印キーと共用になっていて、「Home」や「End」は、「Fn」キーと同時に押します。
私は、カーソルを行頭にジャンプさせたり、行末にジャンプさせたりするのに、「Home」キーと「End」キーを多用します。
「Ctrl」+「C」、「Ctrl」+「V」などと同じように重要なんです。
なので、とっさに「Fn」+「←」(Home)、「Fn」+「→」(End)の操作をすることが度々あることを考慮すれば、「左端のキーは、必ずしも「Ctrl」キーではなく、「Fn」キーというのもアリかも知れない」と思ったんです。
そこで、しばらく、そのままで使ってみることにしました。
しかし、ダメでした。
「Ctrl」キーは「左手の小指」が押すもの。もう身体が覚えてしまっていて、完全に無意識です。
自分でも驚いたのですが、テキスト編集中の操作で、「Ctrl」を無意識のうちに押していることが頻繁にあることに気づきました。
<私が無意識のうちによくやる操作>
〔テキストの一部を範囲選択〕→〔選択範囲をマウスでドラッグ〕→〔「Ctrl」を押しながらマウスの左クリックを離す〕という操作で、選択範囲の文字列を別の場所にコピーする。
よって、「そのまま使う」案は早い段階でボツ。設定で入れ替えました。
「表示はそのままにする」か「表示の工夫をするか」
たいていの「Crtl」キーがらみの操作は、どのパソコンでも共通であり、ほとんど無意識に行っています。キーは見ないので、表示はなくても問題ないです。
しかし、「Fn」キーとの組み合わせの操作って、身体が覚えている訳ではないので、キーボードの表示を見て操作することが多いです。その時、「Ctrl」と「Fn」を読み替えるのって、結構、混乱するんです。
「Fn」という文字を認識するというより、私の脳では、「四角で囲ってあるかどうか」で判断しているみたいです。
なので、表示は必要だと思いました。
すぐに、「テプラで表示したらどうか」ということは浮かんだのですが、「キーボードにシールを貼る」というのは、「触った感触」の問題、「耐久性」の問題で、どうしても抵抗がありました。
また、せっかくのバックライト付きのキーボード(キートップ)に何かを貼るというのは、許せない感じ。
そう思っているうち、ふとしたきっかけで、本体に傾斜がついていることに気づき、「ここにテプラのシールを貼れば良い」と思うようになりました。
白いシールだと目立ちますが、透明のシールなら綺麗に仕上がるのではないかと思いました。
これを思い立った以降、なかなかテプラのテープを買いに行く機会がなかったのですが、今日、文房具屋さんに行く機会があり、6mmの透明テープを買ってきました。
作業および気づいたこと
テプラでシールを作って貼る作業は、普段やっていることなので問題なしです。「Fn」のシールは、テプラの「外枠」機能で囲いました。
また、テープは6mm幅でちょうど良かったです。
作業中、「Ctrl」キーと「Fn」キーが、左下だけではなく、右側にもあることに気づきました(1つ前の写真を参照)。
右の「Fn」キーと「home」キーは隣接しているので、「指1本でも押せるのでは?」と思いましたが、残念。設定変更したことにより、右の「Ctrl」キーと「Fn」キーも入れ替わっていました。
本当なら、右の「Ctrl」キーと「Fn」キーのところにも、テプラを貼らなければいけなかったのです。
別件ですが、今回、キーボードをよく見ていたら、Backspaceキーに「Ct+Alt+Del」という表示があることに気づきました。
「Fn」+「Backspace」キーを押すことにより、「Ctrl」+「Alt」+「Delete」と同じ操作ができるということです。そんなの、知らなかったです。
参考 CF-B11のキーボード
参考までに、私が所有している古い「CF-B11」のキーボードを紹介します。
左下、「Ctrl」キーと「Fn」キーは入れ替えてしまっています。
右端、「Home」キーと「End」キーは独立しています。私は頻繁に使っていました。
矢印キーの左側には、「Fn」キーはありません。
まとめ
最終的に、私としては、このやり方で満足しています。自分なりに決着がついて良かったという感じ。
ポイントは以下です。
- 操作性は、設定で入れ替えたので問題なし。
- 表示は、上下で矛盾するような表示になっているが、混乱することはない。
- 見栄えは「まあまあ」。
- テプラテープの耐久性が少し心配。
- テプラを剥がすことになった際、綺麗に剝がせるかどうか、少し心配。
以上です。この機種に限らず、もし、ご参考になることがあったら、幸いです。