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レッツノート(FV3)の「バッテリー駆動時に画面が時々暗くなる問題」が解決できた

私のノートパソコン「レッツノート FV3」において、「バッテリーで使っている時、時々画面がフワッと暗くなる」という問題があったのですが、なんとか解決できました。その方法を紹介します。

 

これは、あくまで私の体験談として書きます。機種などによって違いがあると思うので、「この通りにすれば解決する」ということではありませんのでご注意願います。

 

 

前提

機種は、レッツノートのFV3「CF-FV3ZRCCP」、OSは、Windows 11 Pro です。

 

問題となる症状は、「バッテリー駆動時に」、「時々、画面がフワッと暗くなる」ことです。真っ暗になる訳ではなく、「“省電力向け” みたいな明るさ」に「一時的に落ちる」のです。

 

暗くなる時間は、体感的に1秒ぐらいのことが多いですが、何秒か続くこともあります。

 

現象が起きるタイミングについては、いろいろ実験して規則性を見つけようとしたのですが、ハッキリしませんでした。文字打ちなど、負荷が軽い時に多いような印象はありました。

 

 

以下、効果があった方法を2つ紹介します。

 

方法1 「インテル グラフィックス・コマンド・センター」の設定変更

結論として、この方法で解決できました。

 

「インテル グラフィックス・コマンド・センター」の中の「システム」-「電源」-「電源設定」にある「ディスプレイ・パワー・セービング」を「オフ」にしました。

 

デフォルトが以下の状態。

 

「インテル グラフィックス・コマンド・センター」の「ディスプレイ・パワー・セービング」が、デフォルトでは「オン」になっている

 

「ディスプレイ・パワー・セービング」が「オン」になっています。

 

これを「オフ」にしました。

 

「インテル グラフィックス・コマンド・センター」の「ディスプレイ・パワー・セービング」を「オフ」に変更


これだけで、暗くなる現象は起こらなくなりました。

 

ネット上で、この方法の紹介記事をいくつか見たのですが、なんとなく「私の場合は当てはまらないんじゃないかな」という予感がしていたのです。ところが、試してみたところ、ズバリこの方法で解決しました。

 

操作方法の詳細については、ネット上に紹介記事が結構あるようなので省略します。パソコンにこのアプリが入っているのなら、スタートから「インテル」で検索すれば出てくると思います。初回起動の際は、「ソフトウェア使用許諾契約書」が出ますので、いちばん下までスクロールして「同意する」をクリックする必要があります。

 

方法2 「電源オプション」の「電源プラン」の設定変更

この問題に取り組み、最初に自分で試行錯誤で見つけた方法がこれです。

 

「コントロールパネル」-「電源オプション」において、「電源プランの選択またはカスタマイズ」の「選択されたプラン」を「パナソニックの電源管理」から「バランス」に変更する方法です。

 

私のレッツノート FV3 では、以下の状態がデフォルトでした。

(ここに出てくるプランは、パソコンによって異なります。)

 

レッツノート FV3 における電源プランのデフォルト「パナソニックの電源管理」

 

これを「バランス」に変更すると現象が収まるようです。

 

レッツノート FV3 における電源プランを「バランス」に変えてみる

 

「バランス」というのは、Windows のデフォルトのプランだと思います。

 

「パナソニックの電源管理」は、「バランス」よりも細かな省電力管理をしているのだと思います。推測ですが、その細かな管理の中に「省電力のために画面を暗くするような仕組み」があって、それが過剰に発動してしまうのではないか?という気がしています。

 

ここで紹介した「方法1」と「方法2」は、どちらかを設定するだけで、画面が暗くなる現象は起こらなくなりました。私は、最終的に「方法1」をとったので、「方法2」は採用せず、「電源プラン」は「パナソニックの電源管理」のままにしてあります。

 

効果がなかった対策

BIOSのアップデート

購入した機種に該当するBIOSの最新版が公開されていたので、アップデートしてみたのですが、今回の現象とは無関係でした。

(私の機種に限った話ですが、BIOSのバージョンを「V1.00L15」から「V1.00L20」に更新しました。)

 

「Panasonic PC快適NAVI」のアップデート

パソコンの全体的な管理をまとめてあるようなアプリ「Panasonic PC快適NAVI」の最新版が公開されていたので、アップデートしてみたのですが、今回の現象とは無関係でした。

(私の機種に限った話ですが、バージョンを「V1.00L10」から「V2.30L10」に更新しました。)

 

「電源オプション」の設定調整

「電源オプション」の中に、「何分後にナニナニの電源を切る」のような設定がいくつかありますが、変更しても、今回の現象は改善されませんでした。

(メーカーパソコンでは、「電源オプション」に出てくる項目は、本来のWindows の項目よりも少なくなっていることがあるようです。表示されなくなっている項目の中に、関連するものがあるのかも知れません。)

 

関連する別件の問題(イベントID 12の大量記録)

以前より、イベントビューアの「Windowsログ」-「システム」に、以下のイベントが大量に記録される現象がありました。

・ログの名前:System
・ソース:Microsoft-Windows-UserModePowerService
・イベント ID:12
・タスクのカテゴリ:(10)
・レベル:情報
・ユーザー:SYSTEM
・説明:プロセス C:\Windows\System32\WUDFHost.exe (プロセス ID:2524) がポリシー スキーマを {a83ffe77-647e-45df-899e-cd3f4e2835a1} から {a83ffe77-647e-45df-899e-cd3f4e2835a1} にリセットします

 

画面だとこんな感じ。ほとんど秒単位で記録されていて、いくらスクロールしても、こればかり出てくるような感じです。

 

イベントビューアのシステムにある大量のログ

 

私は、パソコン起動のたびにイベントビューアを見ているので、この記録は非常に気になっていました。

 

イベントID 12 大量記録への対処

これについても試行錯誤で、本質的な解決ではないものの、対策方法を見つけました。

「スタート」-「設定」-「電源とバッテリー」内の項目です。

 

電源モードのデフォルト「バランス」

 

この中の「電源モード」が「バランス」になっています。これ自体は、ごく一般的な設定のはずですが、ここを変更することで、なぜか記録の問題が解消されました。

 

選択肢は、以下のように「トップクラスの電力効率」、「バランス」、「最適なパフォーマンス」の3つがあります(この選択肢は、パソコンによって異なるかもしれません)。

 

電源モードの選択肢

 

これを「最適なパフォーマンス」に変更してみました。

 

電源モードを「最適なパフォーマンス」に変更(電源に接続している場合のみ変更)

 

私のパソコンの場合、これで、イベントID 12の大量記録はなくなりました。

 

この設定は、「電源をつないでいる時」と「バッテリーで動作している時」では別々の設定になっています。私は、「電源につないでいる時」のみ、この設定にしました。「バッテリー駆動」の時は「バランス」のままです。「イベントの大量記録が煩わしい」という理由だけで、省電力を犠牲にするのもどうかな?と思ったので。

 

まとめ

私のパソコン(レッツノート FV3)の場合、以下のいずれかで解決することがわかり、私は「インテル グラフィックス・コマンド・センター」の方で対応しました。

  1. 「インテル グラフィックス・コマンド・センター」において、「システム」-「電源」-「電源設定」にある「ディスプレイ・パワー・セービング」を「オフ」にする。
  2. 「コントロールパネル」-「電源オプション」における「電源プランの選択またはカスタマイズ」の「選択されたプラン」を「パナソニックの電源管理」から「バランス」に変更する。

 

イベントビューアに大量に記録されるログについても、一応、対策することができました。

 

もし、ご参考になることがあれば幸いです。なお、設定変更は自己責任でお願いします。

 

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