1月中旬から、我が家のインターネットの調子が悪く、接続しづらい状態が続いていました。通信速度は出ているのに、ページを開く際に止まってしまうという状況から、プロバイダのDNSサーバーにアクセスしにくいんじゃないかという気がしていました。
今日、ルーターのDNSの設定を変更して、プロバイダのDNSではなく(実際には、自動取得されるので明示的には設定していませんでしたが)、「パブリックDNSサーバー」を使うよう設定してみました。その結果、まったくつっかかることなくページが開くようになりました。
私のような者が、この種のことを解説するのはためらわれるのですが、ちょっとだけ説明します。DNSとは、「xxxxx.jp」のようなドメイン名から、「xxx.xxx.xxx.xxx」のようなIPアドレスを引く電話帳のようなものです。DNSサーバーには上下関係があって、世界中のDNSサーバーの内容が揃っていくような仕組みになっているのだと理解しています。
通常は、自宅から接続しているプロバイダが提供しているDNSサーバーを使用します。
一方、プロバイダのDNSサーバー以外にも「パブリックDNSサーバー」というのがあって、普段のDNSサーバーの調子が悪い時や速度改善などのため、誰でも使用することができます。「Google Public DNS」というのが有名みたいです。
このたび、私は、「Cloud flare」と「Quad9」を検討し、「Quad9」を使ってみることにしました。
パブリックDNSサーバーを使うことに対しては、心配もあります。セキュリティとプライバシーの問題です。どういう仕組みでどういう心配があるのか、理解してから使った方が良いと思います。
設定は、パソコンやスマホなど、端末ごとに行うこともできますが、私は、すべての機器からの接続に反映されるよう、ルーターで設定しました。これについても、考え方次第です。
ちなみに、状況をちょっと振り返ってみます。
1月中旬、問題が起き始めた頃は、契約しているプロバイダA、プロバイダB、携帯キャリアの、どの経路でも調子が悪かったです。
今日、確認してみると、プロバイダBで接続した場合と、携帯キャリアに接続した場合(Wi-Fiではなく4Gで接続した場合)では問題なく、プロバイダAで接続した時だけ、サイトを開く際に止まってしまう現象がありました。プロバイダBでは、止まってしまう問題はないものの、そもそも速度自体が遅くて安定しませんでした。
よって、従来どおり、プロバイダAをメインで使用して、DNSについては、パブリックDNSサーバーを使ってみることにしました。
なお、今日行った設定は恒久的なものだとは考えていません。プロバイダが提供するDNSを使うのが本来だと思っているので、プロバイダのDNSにアクセスしづらい状況が改善されたら、元に戻す予定です。