うるさい素人

質を重んじ物事の本質を見抜く! 脱サラして英語発音講師を目指すオヤジのブログ

ネットによる広告宣伝のことから日本の将来を想う

今日、初めて知ったのですが、ついに日本でも「ステルスマーケティング」(ステマ)が法的に規制される方向みたいですね。まだ検討段階みたいですが、いずれ、何らかの規制が行われることになそうな情勢のようです。

 

どのような形になるのか、ブログにはどう影響するのか、全然わからないですけど、「野放し」よりは良いことだと思っています。

 

ちなみに、私は、このブログで購入品や所有物の紹介をすることがありますが、宣伝じゃないですからね。どのメーカーともまったく無関係です。

 

ただ、「品質の良いものを作り続けよう」とか「日本製で頑張ろう」とかしているメーカーには「頑張れー」の意味で、好意的な書き方になっている面はあります。

 

そもそも、私は、ブログで稼ごうとは思っていません(広告は1つも入れていません)し、考え方として、現在盛んな「ブログやYouTubeで広告収入を得よう」という流れが、「少し下火になると良いな」と思っている立場です。

 

ブログで収益を得ること自体に反対している訳ではないです。「自分が取り組んでいること」とか「自分自身の考え」とか、「何か発信したいことが先にあって、その発信を収益に結びつける」というのなら、ごく自然の発想だと思います。しかし、「収益のために、別段専門性も思想もないのに、既存の情報をまとめ直してコンテンツを作る」というのはどうかな?と思います。

 

話は変わって、メルマガについて、感じていることがあります。

 

私のところに届くメールのほとんどが広告メールなんですが、最近、品性を欠くような広告メールがすごく増えた気がします。

 

ひどいのは、過去に拒否(配信停止)の手続きをしているのに、その業者が、また再びメールを送ってくるケースです。もし、「何らかの機会に私の現在のメールアドレスを知り、新たに送ってきた」というのなら、まだわかります(良くないですが)。そうではなくて、昔のアカウントや昔のアドレスのまま、メルマガが「再開」されたみたいな感じなんです。

 

ある時期から、複数の業者が、ほぼ一斉に「再開」を始めてしまったようです。拒否したのはずっと昔だから「もう時効」だと思っているのでしょうかね?「古いアドレスに試しに送ってみたら、通じたので、再び送ることにした」ということですかね?

 

ほかにも不思議なことがあります。「このブログで書いたこと」に関連したメルマガが送られてきたり、「このブログで書いたこと」に関連した動画がYouTubeのおすすめに上がってきたりする気がしてならないのです。考えすぎかも知れませんが、もしそうだとしたら、ちょっと気持ち悪いですね。

 

まあ、「そのテーマに関連する検索をしたから」かも知れませんし、Googleのアナリティクスやサーチコンソールを使っているので、分析結果がいろいろなところで共有されている可能性もなきにしもあらずかなとは思います(単なる憶測です)。本件は、完全に気のせいかも知れません。

 

メールについては、ほかにも気分を害していることがあります。

 

常識外れな、おびただしい数のメールを送ってくる業者があります。いわゆる「迷惑メール」とか「アカウントや支払いがどうのと謳う詐欺メール」ではなくて、名の知れた業者(複数)からのメルマガですよ。「こんなことしたら、心証を悪くする」ということがわからないんでしょうかね。遠慮がないというか、がさつとうか、野蛮というか、日本人の精神とはかけ離れたことが普通に行われるようになってしまった、という気がします。これが世界標準というものですかね?

 

日本のやり方にも問題はいっぱいありますが、商習慣や仕事のやり方など、かつての日本式の方が良かったものは、いっぱいあったと思います。それどころか、「世界に誇れるレベルのもの」、「外国には真似できない “不思議の国” のもの」があったと私は思っています。それを、「日本でしか通用しないやり方ではダメなんだ」、「これからはグローバルでないと生き残れないんだ」などといって、「良い習慣」や「大事なもの」まで捨ててしまって、結局、生き残れなくなってしまったんじゃないでしょうか。本当に悲しいです。

 

「目に見えないデータや数字を動かすことで稼ごう」というのもアリだとは思いますが、それをやるのは一部の人だけで良いと思います。皆がやってはダメです。データをいじったり、まとめ直したりしただけでは、本当の価値を生んでいないんです。

 

ここはひとつ基本に戻って、日本人ひとりひとりが、「小さくても良いから、自分自身で価値を創造して、その価値を提供して、その見返り(お金とは限らない)を受け取る社会」を立て直せないものかと、1人の日本人として、切に願っています。