私は、文章を書くことが多いので、パソコンでは、いつもテキストエディタ(Windowsの「メモ帳」に相当するもの)を使っています。
また、メモツールであるポメラという道具も、いつも手元にある状態で使っています。
文書のファイルは、SDカードを差し替えながら、パソコンとポメラの両方で編集しています。
よって、パソコンでは単純なテキストファイルが扱えるテキストエディタが重要で、Windowsでは「TeraPad」というフリーソフトを長年使ってきました。
TeraPadは、2012/11/12付を最後に更新されていません。最新版が10年前という、とても古いソフトですが、ネットで見ると、私と同じように、いまだに愛用者がいらっしゃるようですね。
ところが、TeraPadでは発音記号が使えず、私にとっては非常に不便。また、ディスプレイの設定によっては見やすい表示にならない、という問題もあります。
そこで、「サクラエディタ」というフリーソフトを入れてみました。
サクラエディタはフリーソフトですが、非常に高機能。発音記号の問題も文字表示の問題もなく、さらに、TeraPadにはない便利な機能が多数あります。
よって、「TeraPadからサクラエディタに乗り換えか?」となりそうなところです。ところが、一部ですがTeraPadの方が使いやすい機能があり、併用ということになりそうです。
基本的には道具ですから、長年の慣れというのは大きいです。TeraPadでの操作を身体が覚えちゃっているんですよ。道具である以上、「機能が充実しているかどうか」ではなく、「手になじんでいるかどうか」という要素が重要だと思います。
よって、当面は、乗り換えではなく、引き続きTeraPadがメイン、必要なところでサクラエディタを使う、ということになりそうです。
以下、比較メモです。「両方とも知らない」という方には「なんのこっちゃ?」の話です。
<サクラエディタの良いところ>
- 発音記号などUnicodeの文字を扱うことができる。
- 画面上の文字を、一般的なアプリと同様、Ctrl+マウスホイールで拡大/縮小できる。表示フォントがきれい。
〔TeraPadのような古いソフトでは、Windowsの画面設定を125%とか150%などにしていると、文字がギザギザになってしまうことがあります。これについては、プログラムファイル対し、「高DPIスケール設定の上書き」設定をすると改善されるようです(研究中)。〕 - 改行コードが混在していると警告してくれる機能がある。LinuxとWindowsの両方で編集する際には、役に立つと思う。
- 矩形選択の操作が簡単(Alt+ドラッグ)。(※)
- その他、いろいろ多機能。
(※2022/09/08追記:TeraPadでも、Alt+ドラッグで矩形選択できます。知らずに、ずっと右クリックメニューから操作していました。)
<サクラエディタの残念なところ>
- 複数行にまたがる検索・置換ができない(テクニックで代替可能ではあるようだが)。
- TeraPadでは最初から用意されている動作でも、サクラエディタでは自分でカスタマイズ設定しないといけないものがあるように思う(研究中)。結果的には、高度なことができるようになると思うが、前提知識がないと、とっつきにくい。
いずれにせよ、道具は良いもの(自分に合ったもの)が良いですね。