うるさい素人

質を重んじ物事の本質を見抜く! 脱サラして英語発音講師を目指すオヤジのブログ

「英熟語図鑑」という熟語テキストの感想

今日、書店で「英熟語図鑑」(かんき出版)という本を買いました。

私としては初めての「英熟語」を専門に扱った本です。

帰宅後、まだ少しですが、やってみて、買って良かった」と思いましたので、どんな本かを紹介し、私の感想を書いてみます。

 

本の概要・構成

著者の「清水健二」さんと「すずきひろし」さんによるシリーズです。ベストセラーの「英単語の語源図鑑」という黄色い本をご存じの方も多いのではないかと思います。この「英熟語図鑑」は、その姉妹編です(こちらは水色の本)。ひょうひょうとした可愛いイラストにより、視覚的にイメージしながら学習できそうです。

 

誰でも知っているようなシンプルな「動詞」と「前置詞や副詞」の組み合わせによる熟語(句動詞)の意味が、イラストを交えて説明されています。

 

「英熟語図鑑」は、2部構成になっています。

第1部では、前置詞・副詞を基準とし、例えば「out」という前置詞を扱った部分では、「基本動詞」+「out」による熟語が、多数、イラストとともに紹介されます。

(「out」が固定で、いろいろな動詞との組み合わせが紹介されている。)

第2部では、基本動詞を基準とし、例えば「get」という動詞を扱った部分では、「get」+「前置詞」または「get」+「副詞」による熟語が、多数、イラストとともに紹介されます。

(「get」が固定で、いろいろな前置詞・副詞との組み合わせが紹介されている。)

どちらについても、簡単な例文がついています。

 

買った理由

私は、単語帳は何冊か持っていて(うち4冊が周回対象で、最近は、最も基本の1冊に絞って深掘り中)、「単語帳関係の書籍は、当分買わない」と思っていました。

英単語の学習については、ある程度進めてきたので、自分なりの「目標」や「やり方」は、もうだいたいわかっています。あとは続けるだけです。

 

ところが、熟語に関しては「どうやって覚えたら良いものか」と思っていました。いろいろな戦略があると思いますが、私に合いそうな方法が、今一つわからなかったのです。

熟語といっても、慣用句といえる「数語からなるもの」まで含めると、その数は膨大になります。それを覚えるのは、実際に使われている状況からでないと難しいと思っています。私は、もっとシンプルな熟語ですら、習得がまだまだなのです。

 

そんな中、たまたま、書店で「英熟語図鑑」を見つけ、手に取って中身を見たところ、これは良いんじゃないかと思って衝動買いしました。

 

感想

まだ始めたばかりですが、以下のように感じました。

  • 結論として、「私には合っていた」と思う。買って良かった。
  • 見た目には難しく見えない(中学英語ぐらいの単語ばかりなので)。
  • 知っている熟語もそれなりにあるが、知らない熟語も意外と多い印象。
  • 簡単な単語の組み合わせに徹している」ところが良い。
  • 例文がシンプルで良い(4語~7語ぐらいが多いという印象)。簡単明瞭で、良い例文だと思う。
  • 字が大きい。この本としては、これで良いと思う。
  • 1ページに4コマのみで、「先へ先へと急ぐことなく、1つずつ、イメージを浮かべる余裕がある」ぐらいで、ちょうど良いように思える。
  • イラストのイメージが、「いいね!」を送ってあげたいぐらい、しっくりくるものもあれば、なかなか苦労されているな、というものもある。
  • イラストで「赤く塗ってある部分」の気持ちを汲む必要がある。逆に、イラストで表現しようとしている感覚を理解しようとすることが、熟語の理解につながると思う。

 

まとめ

この「英熟語図鑑」は、私の状況には合っていたと思います。

私と同じように、「単語の学習なら自分のスタイルができているが、熟語についてはどうしたら良いか困っている」という方には合っているのではないか?と思います。

熟語と言ってもシンプルな句動詞ばかりなので、レベルの高い方には簡単すぎるかも知れません。

一方、英単語の学習をまだ本格的に始めていないという方にとっては、この本を使いこなしてやり抜くのは困難だという気がします。

私は、この本については、周回数とか気にせず(管理せず)、気楽に、空き時間にパラパラとやっていこうと思っています。