喪中はがきを出さなければならない時期になりました。業者に注文して印刷してもらうことも考えましたが、結局、自分で作りました。
私は、毎年、自分でイラストを描いて年賀状を作っているので、同様のプロセスを踏む喪中はがきを業者に頼むのには、抵抗がありました。枚数が少ないので、なおさらです。
実は、少し前に、親友から喪中はがきが届きました。亡くなったのは、なんと奥様。結婚式にも出席させてもらったので、奥様の印象は残っています。いくらなんでも早すぎます。もらった喪中はがきは、明らかに手作りのもので、文章も彼自身が書いたものだとわかります。
「業者か」「手作りか」で迷っていたのですが、この件で、かなり「手作り」に傾きました。
最近は、喪中はがきを自分で作る人が増えたようで、ネットで調べると、雛形(フリー素材)が多く出回っているようです。
でも私は、基本的に「白紙から自分で作る」タイプ。フリー素材は使いたくないのです。
ただ、年賀状ならば「自分なりの作り方パターン」があるのに対し、喪中はがきについては、まったくノウハウがありません。
花のイラストを入れるデザインが一般的のようですが、わずかの枚数のために、慣れない花のイラストを一から描くのは非現実的。
そこで、義父が亡くなった際の「枕花」(妻が花屋さんに頼んで素敵な枕花を作ってもらって枕元にお供えした)の写真を使うことにしました。
写真のままでは喪中はがきには向かないので、画像ソフトでイラスト風に加工して、うんと薄くして左下に入れてみたら、かなり良い感じになりました。
今日、インクジェットの官製はがきを買いに行ったら、「弔事用ですか?」と聞かれました。そういったものがあるんですね。切手部分が胡蝶蘭のデザインになっていました。
既に基本的なデザインはできていたのですが、今日、かなり細かな調整をして、ハガキに印刷して完成しました(宛名書きはまだですが)。
今回、文字の配置とか、文字間とか、業者には頼めないほど細かな調整をしました。「自作ならでは」ですね。時間はかかったけど、自分で作って良かったです。