うるさい素人

質を重んじ物事の本質を見抜く! 脱サラして英語発音講師を目指すオヤジのブログ

英語発音 ― 学習者向けの情報に惑わされないために

英語の発音を学ぶのに、ネットの情報(解説、ブログ、動画など)を参考にする場合、「その情報は鵜呑みにしない方が良いかも知れない」ということが、けっこうありますので注意が必要です。

 

「正しい/間違っている」というよりも、発音の世界は答えが1つではないので、その先生(一般人であっても、ここでは “先生” とします)の背景や考え方によって、おっしゃることが変わってきちゃうんですよ。

 

よく、「多くの人が間違えているナニナニ」とか、「今すぐやめよう!ナニナニ」といった、なんだか気になる解説があるように思います。私も気になってチェックすることがあります。私は多少の知識があるので、「ああ、この先生は、これがおっしゃりたいのだな」とか「うーん、これは人によってはどうかな?」などと思うのですが、学ぶ方としては迷ってしまいますよね。

 

そのような時、まず、1つの情報だけで、すぐにやり方を変えないこと」をおすすめします

 

その上で、その先生のタイプ、素性、こだわりなどを読み取り、どうしてそのような情報を発信されたのかを推察し、そして、ご自身の考え方や、やりたいことと合っているか?について冷静に考えてみるのが良いと思います。

 

先生のタイプを見るポイントは多数あると思いますが、たとえば、

  • 「個々の発音にはこだわらず、全体を滑らかにする」タイプか、「1つ1つの音をしっかり出そうとしている」タイプか
  • 「先に英語がかなりできて、留学などして英語の発音の重要性を知り、後から発音を身につけた」のか、「英語を学び始めた最初から発音が好きだった」のか

などは、先生のタイプを左右する大きな要素だと思います。

 

「1つ1つの音を重視したい」場合、できれば、体系的にまとまった教材を1つでも用意した方が良いと思います。書籍でもいろいろあるし、最近ではオンライン教材も出てきているようですね。

 

まとまった教材でも内容はさまざまで、もしかしたら「ちょっと期待外れ」といったこともあるでしょうけど、それでも、一通りの発音を一式まとめて、解説と音声データを含めて販売するということは、相当なエネルギーが必要だと思いますので、有償で、しかるべきところから販売されたものなら、必ず一定の品質はあると思います。

 

ただ、この記事を読んだからって、すぐに買いに走らないようにしてくださいね。理由は前半で述べた通りです。

発音を良くしたいのなら、焦らず、ゆっくり、やっていきましょう。