うるさい素人

質を重んじ物事の本質を見抜く! 脱サラして英語発音講師を目指すオヤジのブログ

祖母の27回忌(お寺とお墓と花と蝶の話)

今日は、祖母の27回忌法要の日。少し前から準備していたのですが、いよいよ当日となり、行ってきました。
いろいろなことがありましたが、総じて、満点がつけられるぐらい、うまく行きました。

 

今朝は、少し早起きしてバタバタ。

私は、父を亡くしてから、お寺とお墓に行くようになり、もう15年になります。さすがに、お彼岸などの年中行事には、ずいぶん慣れてきました。準備は妻がやってくれるので、私は運転手がおもな役割。

でも、今回は年忌。慣れない礼服を着て荷物をたくさん運びます。確認することや心配することが多くて大変。支度に時間がかかり、予定より遅くの出発となりました。

 

高速は順調でしたが、思ったほど余裕がない時間となってしまいました。

 

まず、墓地へ行って、準備をします。

ウチの区画がある並びの通路を入っていくと、目の前を黄色い蝶がヒラヒラ舞っていました。「ツマグロヒョウモン」の成虫です。もしかして、先日、草取りした際に出会った幼虫が蝶になったのかな?と思うと嬉しくなりました。

 

お墓の様子を確認。先日、草取りをしたおかげで、目立つ草だけをザッと取り除くだけで済みました。妻はお花のセットなど。ちょっと急ぎ足の準備となりましたが、間に合いました。

 

お寺へ移動。

 

住職、副住職(息子)、お世話役で、ワイワイと準備。私たちもお手伝い。気になるところがあったので確認して修正してもらいました。

 

今回の参加者は、私たち2人だけ。お寺側4人と私たち2人の全部で6人。少し寂しい感じはありますが、気楽といえば気楽。

 

法要が始まりました。長年来ているので、流れはだいたいわかります。お経も一緒に唱和。

途中から、お寺側は副住職だけになりました。住職はかなりの高齢なので、部分的に息子にやらせているようです。副住職と私は、歳が近いので、少し肩の力が抜けます。

 

お寺での法要が終わり、住職とお世話役の方に挨拶して、お墓へ移動。副住職は自分で運転して来てくれたので、少し楽でした。

 

花だけはセットしてあるものの、お供えや線香などはこれから。急いでセットします。

 

花は、とても立派。
区画や墓石の全景を載せるのは、何となくブログにそぐわないと思うので、下部の花の部分だけ紹介。

 

墓石の花(先祖代々の墓)

 

墓は2基あります。上の写真は、右側、先祖代々の墓です。祖母もここに眠ります。

(中央上部の無地部分が洋型墓石のように見えるかも知れませんが、和型墓石の下の部分です。)

 

墓石の花(戦死した叔父の墓)

 

こちらは、左側、戦死した叔父(2名)の墓です。


これらの花、妻が自宅近くの花屋さんに注文して手配してくれたものです。日常的に買うような花に比べると、かなり頑丈な感じです。

副住職にも「いい花ですね」と言ってもらえました。

 

準備ができたところで、短いお経を唱えて、お参り。無事終わりました。


副住職にお礼を言って、私たちは片付け。

 

付近を蝶が舞っていました。「ツマグロヒョウモン」の成虫です。

広い墓地の中で、ここに来るということは、やっぱりあの子なのかな?と思います。

 

動き回ったり、私たちの花の方に来ようとしたのに風で飛ばされて行ってしまったりしたので、写真を撮るのは無理かなと思いましたが、何枚も撮ってみました。あとで拡大してみたら、姿がわかる写真が撮れていました。

 

墓地にいたツマグロヒョウモン(同じ個体です)

 

今日は、事が円滑に進んで良かったのですが、それ以上に、蝶が来てくれたことが嬉しかったです。これまでの人生で、蝶をこんなに可愛く感じたことはありません。

 

そして今日は、「お寺」、「お墓」、「花」、「蝶」と接したことで、「先祖と子孫」、「親と子」、「下積みと活躍」、といったことを考えた日となりました。