2020年5月に我が家の一員となった「ももいろハート」(「サフィニアアート」シリーズ)の続編です。
(最初の記事:「我が家の「ももいろハート」(その1)」)
カイガラムシの被害を乗り越えた我が家の「ももいろハート」、思いがけず、たくさんの種をつけてくれました。これは「たくましく生きていくんだ」という意志だと受け止め、種から育ててみます。
ただ、ネットの情報によると、採取した種から発芽させて育てるのは難しいみたい。どんな花が咲くかもわからないらしい。でも、やってみます。
採取できた種の中から、これだけをまいてみます。
普通なら、何粒かあれば良いと思うんだけど、発芽するかどうかもわからないので、たくさんまきます。
種まきです。
私にとって種まきといえば、「土に少し穴をあけて、種を埋める」方法が普通なんですが、今回は、文字通り「まく」方が良さげだったので、パラパラとまきます。
最後は、ペーパーにくっついた残りをすべて入れてしまいます。
期待と不安を抱きながら、発芽を待ちます。
「5日ぐらいで出てくるかな?」と思っていたのですが、なかなか出てきません。
10日後。
やった! 発芽しました。
1つでも発芽すれば、と思っていたので、大事に育てます。
ところが、思わぬ展開に。
たくさん出てきました。「もしかして、発芽率100%?」という勢いです。
複数の芽が重なってしまっているので、これは良くない。「間引きした方が良いだろう」と思うのですが、どうにも「選んで抜く」ということができません。
本来なら、元気の良い子を抜いて、1つずつ小さい鉢に移植していくものらしいのですが、この時は知りませんでした。
「選んで抜く」ことに抵抗があるだけでなく、この頃は、身内のことで悩ましいことがあって、なかなか植物のことに集中できません。どんどん日が経っていきます。
こんなんになってしまいました。
写真では色が明るく見えますが、実際にはホウレンソウのような感じで、緑色が深く、肉厚もありました。
それにしても、どう考えても密集しすぎです。このままではいけない。少し抜いた方が良い。
こんなことなら、もっと早く手を打てば良かった。おそらく、もう土の中で根っこが絡まっているだろうから、根ごと抜くことは難しいかも。
でも、なんとか抜いて、他の鉢に移すことを試みます。
年を越せなかった鉢など、3つの鉢を整えました。
なるべく丁寧に抜いて、他の鉢に移植していきます。
すごい量なのでやりきれず、ある程度で妥協。
左側の鉢、まだ葉が多いですが、なんとか、水と栄養を分け合ってくれるといいなと思います。
中央の3つ、水を入れたら、グニャッとなってしまいました。大丈夫かな?
9日後。
根付かずダメになってしまった芽もありましたが、いくらかは根付いたようです。
さらに11日後、左側の鉢。
ついに「つぼみ」をつけました(最上部)。
移植した3つの鉢の芽も、すくすく育っています。
それにしても、この子たち、なぜ中央を外して端っこに寄るのだろう。
そして、
左側の鉢から、花が咲きました。あの種から生まれた最初の子です。
ちょっと、模様が違うかな?
でもいいんだ。どんな子でもウチの子だもん。