うるさい素人

質を重んじ物事の本質を見抜く! 脱サラして英語発音講師を目指すオヤジのブログ

音声学と私のブログの「英語発音雑記」

私は、このブログで時々「英語発音雑記」というものを書いています。

 

英語発音の「音の出し方」に関し、私の考えと世の常識が異なることがあるので、「世間で理解されていることは必ずしも正しくないかも」という話を中心に書いています。

 

ただ、私のやり方は長期にわたる練習が前提なので、「こうやればうまくいく」というものではありません。文章に起因する誤解も起き得ますし、フィードバックのない練習による弊害も起こりえるので、「こうしましょう」と実践してもらうことは意図していません。人によって「もしヒントになれば」というぐらいの感覚で、私の勝手な考えとして書いています。

 

よって、何を書こうが私の自由な訳ですけど、さすがにあまり外したことは書けません。ザッと下書きを書いたあと、「音声学」の書籍3冊で確認し、「この書き方はマズイかな」と思うところは、表現を調整するなどしています。

 

今回、次の話題の下書きを書いて、同じように音声学の本で確認したとろ、「え?」と思うことがあって、棚上げになってしまいました。

 

「学問的にはその方が綺麗にまとまるけど、多くのネイティブはこう発音していると思うけどなぁ」という感じで、自分の発音も含め、ちょっと冷静に検証したいところが出てきました。

 

3冊の書籍とも、最初に読んだ時には、その部分に違和感を感じなかったんですけど、いざ、自分で説明しようとして読み返したら、自分との違いに気づいたんです。

 

今回のようなこともあり、「音声学」が、発音練習の手引きになるかどうかは微妙なところがあります。

 

発音を教える人は音声学は学ぶべきだと思いますけど、学ぶ側としては、ややポイントが違う感じがします。

 

多くの音声学の書籍では、音素(一通りの母音・子音)の他、音のつながり、アクセント、リズム、イントネーションなどの話がまとまっていると思います。なので発音の全体像として参考になることは多々あるはずですが、そもそもが学問的なので、これから発音をやる方にはわかりにくいところが多いかも知れません。

 

今回問題になった箇所は、舌の動きの得手不得手が影響している可能性があり、やり方に個人差があってしかるべきところなのかも知れません。次回の英語発音雑記では、あまり触れないようにするか、ぼやかした表現にすることになりそうです。

 

発音って、答えを1つにすることは、まず無理な世界なのだと思います。