うるさい素人

質を重んじ物事の本質を見抜く! 脱サラして英語発音講師を目指すオヤジのブログ

数の子を七草粥や鏡開きが終わってから食べ始める

私は数の子が大好物。数の子を食べるのは、お正月の楽しみの1つですが、今年は、タイミングを変えて、今日から食べ始めです。

 

我が家では、数の子と言えば、ヤマニ(井原水産)の塩数の子です。例年は「特特」という、大きいのを買っているのですが、このところ手に入らなくて、今年は「大」です。

 

お正月後に食べる塩数の子(ヤマニの「大」500g箱の約半分)塩抜き後

 

これを全部一度に食べる訳ではありません。今年は1度に2本ずつです。

 

私が数の子を好きになったのは子供の頃。毎年、お歳暮で数の子を持ってきてくださる方がいたんです。木箱に入っていたから高価なものだったと思います。私は子供だったから、高価なものであることもわからず、ただ「おいしい、おいしい」と食べていたんだと思います。

 

本格的に目覚めたのは、成人してから。会社の労働組合で「年末商品あっせん」というイベントがありました。いろいろな商品をカタログから注文することができ、今思うと不思議なんですが、会社で受け取って自宅に持ち帰っていました。当時は、今みたいな通販がなかったので、楽しみなイベントでした。

 

そこで、たまたま「これがいい」と思って買ったのが、ヤマニの数の子だったのです。正月休みに実家へ帰る時のお土産にしていました。

 

すごくおいしくて、「いつか、数の子だけでお腹いっぱいにしたい」と思っていました。

 

その後、現実に、たくさんの数の子を食べるようになりました。近くのスーパー内にある塩干物屋さんの店長さんが、数の子にすごくうるさい人で、長々と「解説」してくれるのです。産地のこととか、今年の出来とか、塩抜きの仕方とか。

 

そこで、大きい「特特」を取り寄せ(取り置き)してもらうようになり、一時期は何箱も買って、塩抜き後、身内に送ったり持参したりしていました。

 

そう、塩数の子といえば、「塩抜き」と「薄皮むき」が大変です。これは私の担当(独壇場と言った方が良いかも)です。

 

自分でやるようになって、もう18年になります。うち2回は、家庭内事情で「数の子なし」の年がありましたが、それ以外は、毎年、2、3回は塩抜きしてきました。なので、百戦錬磨とまでは言えないものの、ずいぶん慣れました。

 

私は、その店長さんのアドバイスに従って、最初の塩水をかなり濃い目にしています。その後は、薄皮をむいて、味見して、「次は、これぐらいの濃度の塩水にナン時間漬けよう」と決めるのです。濃度を薄くしながら、もう1、2回、水を替えます。どういうタイミングになるのか、毎回変わるのですが、だいたい、時間が読めるようになってきました。これはもう勘ですね。

 

今年は、いろいろあって、食べる時期を変えてみました。昨日から今日にかけて塩抜きし、今日、2本いただきました。ギュッと締まっていて美味しかったです。「時期外れ」なのも良いものです。